では今回は中学英語の英文法「to不定詞」について説明したいと思います。
これは以外にいろんな文章で出てくるので重要です。
わからないときはまた読み返せばいいやって感じで前回と同じく気負いせずやっていきましょう。
前回の記事
to不定詞とは
記述方法としては 「to + 動詞の原型」となり、名詞、形容詞、副詞になることができる文法です。
では名詞、形容詞、副詞の3つの例を見ていきましょう。
名詞
例:This is to eat something.
日本語:これは何かを食べること
これをスラッシュリーディングすると
例:This / is / to eat something.
日本語:これは / です / 何かを食べること
これを日本語の順番に直すと「これは何かを食べること」です。
ちょっと意味がわかりにくいですが、この文章では「to eat something」 が 「何かを食べること」という名詞になっています。
初めてのときはわかりにくいかもですが「to + 動詞の原型」で名詞になれるということだけ覚えておきましょう。
形容詞
例:This is an apple to eat.
日本語:これは食べるためのりんごです。
これをスラッシュリーディングすると
例:This / is /an apple / to eat.
日本語:これは / です / りんご / 食べるための
to不定詞の形容詞では「~するための」という形容詞になります。
ここで「ん?」と思った方も多いのではないでしょうか?
たしかに前回の説明では形容詞は名詞の前にあるとお伝えしましたが、この形容詞は後ろにあります。
実は英語では文法によって後ろに形容詞を置くケースあります。
この「to + 動詞の原形」の形容詞バージョンでは後ろから名詞を説明します。
副詞
では最後に副詞バージョンです。
例:I go to my house to eat.
日本語:食べるために家に行く
なんか食いしん坊そうな例文ですが
これをスラッシュリーディングすると
例:I / go / to my house / to eat.
日本語:私は / 行く / 私の家へ / 食べるために
to不定詞の副詞では形容詞と同じく「~をするために」となりますが
to不定詞の副詞では主に文章の行動の理由などを言います。
ここでまた「ん?」と思った方がいるのではないでしょうか?
では引っかかりそうな点を列挙してみます。
toの後ろの「to my home」はto不定詞?
いえ、違います。
to不定詞のルールは「to+動詞の原形」でしたよね。
my home は名詞で、このtoは「前置詞+名詞」の組み合わせとわかります。
品詞の記事でもお伝えしましたが前置詞ではかならず名詞を一つだけ取る文法です。
my homeが名詞とわかったけど、「my home」の後ろがto不定詞の形容詞バージョンで「my home」を説明することはないの?
文法的にはそういう考え方もできますが、少し不自然です。
その解釈をするとこの文章はすこし変わったものになります。以下です。
例:I / go / to my house / to eat.
日本語:私は / 行く / 私の家へ / 食べるための
日本語順:私は食べるための私の家へ行く
グリム童話のお菓子の家だったらそういった表現もできるかもしれませんが「食べるための家」はすこし不自然ですよね。
なのでここではto不定詞の副詞バージョンという扱いになります。
最後に
今回は「to不定詞」の説明しましたがto不定詞には3つの役割があるので少し複雑だったのはないでしょうか。
でも初めから細かいニュアンスを知る必要はありません。
下記の点だけでもひとまず覚えておきましょう。
to不定詞は「to + 動詞の原型」
to不定詞は3つの役割がある(名詞、形容詞、副詞)
状況によっては形容詞か、副詞かわからないときは常識的に考えてみる。
以上となります。
またわかりづらいことなどございましたら気軽にご連絡ください。
それではお読みいただきありがとうございました。
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